一般社団法人とは??

一般社団法人とはどんな法人??

 

1.一般社団法人とは??

一般社団法人とは、営利を目的としない、非営利を目的とした団体に法人格が与えられたものです。

2.非営利とは??

では、「非営利」とはいったいどういう事でしょうか?

「非営利」とは、利益を目的としない事であり、法人の構成員である社員に利益の分配をしない事を意味します。ですので、収益事業をしてはいけないわけではありません。収益事業で得た利益を法人の活動費に充てたり、職員のお給料とすることも可能です。

3.NPO法人との違い

では、同じく「非営利法人」というと頭にうかぶ、NPO法人とは何が違うのでしょうか?

・事業目的について原則制限なし
➡NPO法人は20個の決められた事業目的に沿った内容しか認めらない。
一般社団法人は、事業目的に制限がありませんので、先述したように収益事業も含め、様々な活動が可能となります。

・設立や運営に関して行政に監督されることがない
➡NPO法人は設立に行政の認証が必要、更に運営に関しても情報の公開義務がある。
設立に関して、一般社団法人は、公証役場にて定款認証後に法務局にて設立登記をすれば設立可能ですが、NPO法人の場合はまず行政に設立の認証の申請を行い、更に設立後は、活動状況や財務状況等の情報公開義務、事業年度ごとの事業報告書等の提出などが必要です。その点、一般社団法人は運営に関して行政に監督される事がありません。

・社員2名から設立可能
 ➡NPO法人は社員10名以上必要
一般社団法人は社員2名、理事1人必要ですが社員と理事を兼ねることができるので実質2人から設立が可能となります。

・設立にかかる期間が比較的短い2~3週間
 ➡NPO法人は4~5か月ほど必要
先述のように、一般社団法人は設立登記をすれば完了となりますので、設立までの期間は短めとなっています。

下記に一般社団法人とNPO法人の違いをまとめました。

4.株式会社との違い

それでは、株式会社との違いは何かというと、一番は冒頭に申し上げたように、非営利法人であること。利益の分配を構成員である社員に分配することができません。
法人を構成するのは「社員」といって、株式会社でいう「株主」のような存在です。株主総会ではなく社員総会を行い、社員は原則一人1個の議決権を持ちます。
また、株式会社のような資本金の概念が無く、出資の義務は無く変わりに基金という制度があります。

5.営利型と非営利型

一般社団法人には、営利型と非営利型という区分があります。
税制上の取り扱いが異なってくる区分となり、詳しくは別の記事でご説明したいと思います。

 

以上が、一般社団法人の概要となります。

同じ非営利法人でも、まだ社会的知名度としてはNPO法人が信用度としても高いのは事実でありますが、活動の制限がなく、少人数で設立、運営が可能となりますので、比較的スピーディーに事業を進めていける、という利点もあるかと思います。

法人を設立されようと思ったら、どのような形の法人にするか、思い描いている事業内容と運営の方向性によって、ご相談させて頂けたらと思います。

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